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手順書基に危険ドラッグ 韓国籍男指示 七尾の男 製造か

 大麻や覚せい剤に似た作用のある「危険ドラッグ(脱法ドラッグ)」の原料麻薬が密輸されたとされる事件で、麻薬取締法違反(麻薬輸入)の疑いで逮捕された映像クリエーター岡田実容疑者(43)=石川県七尾市後畠町=が、共犯の韓国籍の男から渡された製造手順書を基に危険ドラッグを作っていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。東海北陸厚生局麻薬取締部は、岡田容疑者が男から指示を受けて、危険ドラッグの製造や販売を行っていたとみている。

 共犯の男は、音楽等制作業の趙顕夫容疑者(48)=東京都稲城市。

 捜査関係者によると、岡田容疑者は実家の納屋を工場にして、危険ドラッグを製造。趙容疑者からメールなどで製造方法の手順書を受け取り、それに沿って麻薬などの分量を量ったり、植物片に染み込ませるなどして危険ドラッグを作っていたという。

 麻薬取締部によると、両容疑者は二年ほど前に知人を介して知り合い、昨年ごろから危険ドラッグの製造を始めたとみられる。

 東京都、神戸市、兵庫県姫路市の販売店に商品を卸して月に百万〜二百万円を売り上げ、岡田容疑者は趙容疑者から報酬を受け取っていたという。

 逮捕容疑は、両容疑者は共謀し今年六月、中国から危険ドラッグの原料となる麻薬を、岡田容疑者宛ての国際郵便に隠して輸入したとされる。中部国際空港(愛知県常滑市)で名古屋税関職員が発見した。両容疑者とも容疑を否認している。

 

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