トップページ国際ニュース一覧中国軍戦闘機が米軍哨戒機に異常接近
ニュース詳細

中国軍戦闘機が米軍哨戒機に異常接近
8月23日 9時25分

中国軍戦闘機が米軍哨戒機に異常接近
K10040209711_1408231012_1408231027.mp4

中国の戦闘機が今月、南シナ海の公海、公の海の上空でアメリカ軍の哨戒機に異常接近し、アメリカ政府が危険な行動だとして中国側に抗議していたことが分かりました。

アメリカ国防総省のカービー報道官は22日の記者会見で、中国の戦闘機が今月19日、南シナ海の公海、公の海の上空で、アメリカ海軍のP8哨戒機に対して異常に接近したことを明らかにしました。そのうえで、カービー報道官は「乗組員を危険にさらす行動で、強く懸念していると中国に伝えた。両国の軍の関係を発展させる努力を台なしにするものだ」と述べ、中国側を非難しました。
中国の戦闘機は中国南部の海南島の東およそ215キロのところで、監視活動を行っていた哨戒機に異常接近を繰り返し、時には10メートルに満たない距離にまで近づいて飛行したということです。
国防総省の当局者によりますと、中国軍機は主力戦闘機の殲11で、去年の年末ごろから中国軍によるアメリカ軍機への異常接近が続いており、海南島の基地から飛び立っている同じ部隊の戦闘機とみられるということです。
南シナ海の上空では2001年にアメリカ軍機と中国軍の戦闘機が接触する事故が起きており、国防総省の当局者はこの事故以来、最も危険な異常接近の1つだったと指摘しました。
中国軍機は自衛隊機に対しても東シナ海の上空で異常な接近を繰り返し、日本政府も中国側に抗議しています。

[関連ニュース]
k10014020971000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ