日本カタン協会は、24日の日本選手権ファイナル東京大会(主催:ジーピー)を目前に「非紳士的行為」に関するコメントを発表した。
このコメントによると、日本選手権の予選となる東日本大会後、日本カタン協会には遅延行為、不正行為、暴力行為、談合があったという情報が寄せられたという。
ここで挙げられているのは制限時間を利用して故意にプレイを遅くすること、見学者が助言すること、対戦相手を挑発・侮辱すること、複数のプレイヤーが手を組んで誰かを勝たせること(いわゆるコンビ打ち)の4点。ルール上では禁止されていないが、悪質なものはイベントの競技性や楽しさなどを大きく損ない、ボードゲームの普及を妨げる可能性があるため、大会運営サイドで注意を促し、従わない場合は警告、失格、退場などの措置を取るべきであるとしている。
さらに会場でビジネス勧誘が行われたという情報も寄せられており、日本カタン協会は、このような行為が日本選手権で行われないよう、主催のジーピー社に申し入れた。また、このような非紳士的行為を推奨している団体が存在することを明かし、注意喚起を促すとともに、日本カタン協会主催のタイトル抹消などの対応を行っていく考えであるという。
日本選手権ファイナル東京大会は24日、東京・千駄ヶ谷の日本青年館ホテルにて行われ、東日本大会、西日本大会を勝ち抜いた16名によって日本チャンピオンが決定される。今年は世界大会が行われる年(隔年)であるため、チャンピオンに日本代表としてドイツ・ベルリンで行われる世界大会の出場権も与えられる。
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