"Mac People (マックピープル) 2014年 06月号 [雑誌]" (KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
僕は知らなかったんだ。この雑誌が開発者ではなくユーザーを対象にした「週刊アスキーMac版」ではない事を。
今月の特集はなんとUnity。即、買った。読んだ。なんだこれは。旧・アスキーがかつて発行していた「月刊MacPower」の再来ではないか。MacPowerの読者の時代からMac Peopleは存在していたので、アチラは初心者向けの雑誌、と高をくくっていたら、MacPowerが休刊してからなのか、開発者向け情報も掲載、しかも千種菊理など、信頼の置ける執筆者による「OS X解剖学」の連載。こりゃ何だ。旧・アスキーの「UNIX Magazine」の再来でもあるのか?
ネットばかりに情報を頼っていると、自分の興味のない分野の情報が入ってこないので結果、視野狭窄になりがちです。雑誌や新聞といった紙メディアの特性として、自分の興味のない分野も目に入れておき、後々「ああ、そういえば…」と、自分には無駄だと思っていた知識が実は後で役に立つことがあるのです。
つまらない2本の漫画は要らないと思った。ここはMacPowerのように、アメリカの漫画「Dilbert」でも翻訳してくれる気骨のある編集者がMac People編集部にいれば、後でポール・グレアムが「頭のとんがった上司」と書いた文章を、あの東大様が直訳しても「何のことやら…」と首を傾げずに済むのに。
定期購読決定。
"ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち" (ポール グレアム)
Dilbertより、頭のとんがった上司(無能な上司、という意味で上述のエッセイには出てくる)。