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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】チェン、あるぞ最多勝! キャリア最多タイの13勝2014年8月22日 紙面から ◇オリオールズ4−3ホワイトソックスあるぞ、最多勝!! オリオールズのチェン・ウェイン投手(29)は20日(日本時間21日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦で7イニング1/3を6安打3失点と好投し、メジャー自己最多を更新する13勝目(4敗)をマークした。ハーラートップに1差で、中日時代の2010年に並ぶプロ自己最多タイ。4−3で競り勝ったチームは3連戦3連勝、直近10カード中9度目の勝ち越しで、ア東地区2位ブルージェイズとの差を今季最大の9ゲームに広げた。元竜戦士の左腕を中心に、17年ぶりの地区優勝へまい進している。 充実一途のメジャー3年目だ。最大のヤマ場は、一打で勝利投手の権利が吹き飛ぶ3−2の5回1死三塁だった。ここでニエットを内角直球で力のない一塁ハーフライナーに打ち取ると、続くL・ガルシアは内角スライダーで見逃し三振。チェンはマウンドにいるときと変わらぬ厳しい形相ながら、胸を張ってベンチへと歩いた。 「もちろん、興奮している。投手である以上はリードされたくないし、失点もしたくないから、なるべく失点を少なくするよう心掛けた。ピンチでもチームメートが助けてくれた」。球団地元紙ボルティモアサン(電子版)によれば、チェンはそう語り、ショーウォルター監督も、5回のピンチ脱出について「とにかくダメージを最小限に抑え、試合をつくることが肝要なんだ。好投すれば、チャンスが巡って来るもの」とうなずいた。 これで13勝は2012年の12勝を上回るメジャー自己最多、中日時代の2010年と並ぶプロ自己最多タイ。ハーラートップに1差と迫り、日本プロ野球出身では誰も達成していない最多勝も射程圏内だ。もちろんチーム勝ち頭で、米スポーツサイトのファンサイディッドは「現時点でオリオールズのエースはチェンだ」と報じた。 球団公式サイトが「絶好調のチームの象徴」と伝えたように、7月から8試合で6勝1敗。6回に24号ソロで援護したジョーンズは「ストライク先行の投球だから、バックも安定したプレーができる」と、左腕への信頼を語った。 チームも6月30日からメジャートップの31勝(13敗)。貯金21(73勝52敗)、地区2位Bジェイズとの9ゲーム差はともに今季最多だ。 「チェンはメジャー3年目か。リーグも選手も国さえも知らないところから、全てを吸収しているな。確実に少しずつ経験から学んでいる」と同監督。進化し続ける台湾出身の元竜戦士が、古豪を17年ぶりの地区Vに導く。 PR情報
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