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【プロ野球】

阪神、巨人にピタリ4連勝 福留は5号不敗弾

2014年8月22日 紙面から

2回裏1死一塁、福留が右越えに同点2ランを放つ(佐藤春彦撮影)

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◇阪神5−4中日

 拙守連発の中日は追い上げ届かず、阪神戦5連敗。阪神は4連勝で、貯金を今季最多の10に伸ばした。2回に福留の5号2ランで追い付き、3回にゴメス、マートンの連続適時打で勝ち越した。プロ初先発の金田が5イニング2失点で4勝目。

    ◇

 後輩の晴れ舞台で、最高のフォローができた。同じ鹿児島出身で初の先発マウンドに立ったプロ2年目、阪神・金田の失点を2回の第1打席、本塁打で取り戻した。

 「ベンチに戻ってきた時に『緊張してるか』と聞いたら、ホームランで取れましたと言っていたので、大丈夫だと思った。その中で追いつけてよかった」。2人並んでのお立ち台で明るい声を出していたのは、37歳の福留だった。2回の5号2ランで同郷の若手を勇気づけ、先発初勝利の一役を担った。

 今季放っている4本塁打はすべてチームの勝利に結び付いている。この日も結果として白星となったが、この一撃はまた格別の味だった。これまで中継ぎで32試合に登板し、すでに3勝していても「やっぱり緊張して、点を取られてしまった」という金田から「助かりました」との言葉を受け取った。

 チーム内には大和、榎田も鹿児島出身。「同じチームで同じ県がいるのは珍しいし、キャンプとかでも食事をしている」と、面倒を見ているが、福留は「金田には勝ちをつけてやるのが一番のプレゼント」と喜び、さらに「たくさんの経験と失敗をして次のステップに結び付けてほしい」とのアドバイスも送った。

 南国パワーでチームは4連勝。ムードがさらに明るくなった。 (中山隆志)

 

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