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【プロ野球】

巨人4発、首位守った 最後は11回に片岡が決勝ソロ

2014年8月22日 紙面から

ヤクルト−巨人 11回表無死、決勝ソロを放ちナインに迎えられる片岡(左手前)=神宮球場で(武藤健一撮影)

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◇巨人6−5ヤクルト

 巨人が延長戦を制して首位を守った。1点を追う8回に代打ロペスのソロで追い付き、延長11回に片岡の5号ソロで勝ち越した。8回以降は山口とマシソンが2イニングずつを無得点に抑えた。ヤクルトは終盤の好機を生かせなかった。

    ◇

 首位陥落のピンチを片岡が救った。7回の守備から途中出場し、迎えた2打席目。11回の先頭打者で1ボールからの2球目、内寄りの甘い真っすぐを思い切り振り抜く。「うまく体が反応してくれた」。左翼席最前列へ飛び込む決勝ソロ本塁打。「微妙かなと思ったけど、声援のおかげで届きました。ありがとうございました」。歓喜とともに打球を迎え入れてくれたG党に感謝した。

 西武からフリーエージェント移籍した今季、序盤は活躍したが、徐々に息切れ。打撃不振などで6日から2軍に落ちた。「下に落ちていたころ(1軍の試合を見たら)、みんな全力でプレーしていた。もっとしっかりしなければと思った」。19日に昇格し、3試合連続安打。あらためて気持ちを奮い立たせ、優勝戦線に戻ってきた。

 一番のヒーローは片岡だが、全員でつかみとった勝利だ。1点を追う8回に代打ロペスの一発で追いつく。守備では7回1死一、三塁、8回無死満塁、9回1死一、二塁と再三のピンチを無失点で切り抜けた。原監督は「よく粘ったね。全員の力を結集する、というところ」と目を細めた。

 先に試合を終えた阪神が勝っていたため、負ければ6月8日から守ってきた首位から陥落するところだった。総得点で100点以上上回るヤクルトに競り勝ってカード勝ち越し。指揮官は「心の準備はしているけど、何度もしたくないよね」と苦笑いを浮かべるが、今季は1点差で19勝12敗と、接戦の強さが一番の武器となっている。 (小林孝一郎)

 

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