- [PR]
国際
安楽死目的のスイス渡航者急増…4年で1.4倍 平均69歳、独英多く
2014.8.22 13:27
[欧州]
安楽死を遂げるためスイスに渡航した重症患者らの数が、2008年の123人から12年の172人へと4年間で約1.4倍に急増したとの調査結果を、チューリヒの研究機関が21日までに、英専門誌ジャーナル・オブ・メディカル・エシックスに発表した。
急増の詳しい原因は不明だが、スイスでは医師が薬物を処方し、死を選んだ患者が自ら使用する「自殺幇助(ほうじょ)」が事実上認められており、支援する団体も存在する。
08~12年に31カ国の計611人(23~97歳)が安楽死の目的でスイスに渡航。平均年齢は69歳で約6割が女性。神経疾患の患者が多数を占めていた。国別ではドイツ、英国が多かった。
欧州では安楽死をめぐる対応が国によって分かれており、制度化すべきかどうかの議論が徐々に活発化している。(共同)
関連ニュース
- [PR]
- [PR]