利上げ急げば雇用妨げる 経済シンポでFRB議長【ジャクソンホール共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は22日、ワイオミング州ジャクソンホールで開催中の経済シンポジウムで講演し、事実上のゼロ金利の解除を急げば「労働市場の十分な回復を妨げる恐れがある」と述べ、雇用改善を見極めた上で利上げ時期を判断する姿勢を示した。 一方で、米景気回復が進んでいると認めた上で、雇用改善と物価上昇がさらに続けば「利上げが想定以上に早まる可能性がある」とも述べた。 ニューヨーク外国為替市場の円相場は、利上げ前倒し観測が強まり、一時約4カ月半ぶりの円安水準となる1ドル=104円台をつけた。 【共同通信】
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