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【スポーツ】敦賀気比 20安打16点勝利 3戦連続2ケタ得点 51安打42点2014年8月21日 紙面から
◇全国高校野球選手権(第10日) 敦賀気比16−1盛岡大付敦賀気比が先発全員の20安打で16点を奪った。1−1の3回、浅井の本塁打を口火に打者一巡の猛攻で8点。中盤以降も得点を重ねた。大量リードで余裕の継投となり、平沼は5イニング1失点。盛岡大付は松本が序盤に打ち込まれ、大敗を喫した。 ◇ 敦賀気比(福井)が3試合連続の2桁得点で16−1と盛岡大付(岩手)に圧勝、17年ぶりの8強進出。盛岡大付のプロ注目右腕・松本裕樹投手(3年)は右肘痛もあり3回途中で9失点降板した。三重高は7−5で城北(熊本)を破って46年ぶりに準々決勝に進んだ。沖縄尚学は6−5で二松学舎大付(東東京)にサヨナラ勝ち。八戸学院光星(青森)は延長10回、5−1で星稜(石川)を振り切り、8強入りを決めた。 相手がドラフト1位候補でもお構いなしだ。敦賀気比打線が最速150キロ右腕の盛岡大付・松本を瞬く間に攻略した。10安打9得点で3回途中で降板に追い込むと、その後も手を緩めずに計20安打16得点で大勝だ。 3試合連続の2桁得点は96回の歴史を誇る夏の甲子園でも1921年の和歌山中、06年の今治西(愛媛)に続く3校目の快記録となった。 「僕自身ビックリ。何なんですかね。ここまで打てるとは想像してなかった」と東哲平監督(34)。県大会では昨秋、今春とも4強止まりだっただけに、突然の覚せいに驚くばかりだ。 号砲は高校通算32本目の浅井の一発だ。2回に1点を先取した直後の3回無死。松本の初球、129キロの直球を左翼席に運んだ。「松本君はけがをしていると聞いた。球は遅かった。自慢の打撃で圧倒できた」と浅井。相手は本調子ではないと分析し、各自が狙い球を絞ることを徹底した。 8強はOBの東監督が2年生だった97年以来、17年ぶりとなる。広島・東出と同期の東監督は2年時は控えだったが、3年時は4番、一塁手兼投手として春夏の甲子園に出場。卒業後は社会人の三菱自動車川崎に進んだが、活躍できず、2年で地元の京都に戻った。 その後、福井で北陸高の監督、中学野球のヤングリーグ「オールスター福井」の監督を務め、11年8月から母校の監督に。打撃指導で実際に打って手本を見せるなど、若さを生かした指導で強力打線を築き上げた。 冬の練習ではフリー打撃やティー打撃の後に、素振りだけで1日1000スイングをノルマに課した。3安打の6番・御簗(おやな)が「お箸を持つのもつらかった」と振り返る猛練習の成果を甲子園で出した。 前監督の林博美部長(56)は、教え子でもある東監督を「挫折も経験して、人間的にも成長している」と評する。95年以来の4強が懸かる準々決勝の相手は八戸学院光星。東監督が作り上げた強打線で次戦も襲いかかる。 (麻生和男) PR情報
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