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R18愛しの羽蜥蜴 作者:伽羅

37、再会と決別


「我が子? の姿でも、そう云ってくれるのか?」
「るるぅー《当たり前でしょ。どんな姿だって、シンはシンよ》」
「るぅ《愛しい私たちの子どもだ》」

 ヤンとシンの笑みに迎え入れられて空気が変わる。
 馬上の上から、地に足が着く感覚が伝わる。
 愛しさがあふれ出て、じんわりと身体から熱が発散されるような錯覚を起こす。
 ふわり――と温かな風が吹いた。
 この世界が人間の新平おれを…今、受け入れたように感じた。

「…っ」

 びくびくっ…と、身体が歓喜に震える。
 白の精霊たちが、騒めき空気が弾けて輝いてみえる。
 空気が甘く溶けていく。
 ああ…、そうか…奇妙な感情が胸を締め付ける。
 この世界は、たった今――俺を受け入れた。
 白の精霊たちが歓喜に騒めく。
 ふよっ…と浮いては腕にとまり。
 ふよっ…と浮いては肩にとまる。
 小さく飛び交う精霊の戯れるような姿に愛しさが募る。
 意味もなく、涙が溢れ出る。
 涙に釣られるように精霊たちが、涙の落下地点に集まってくる。
 クラゲはもちろん、羽蜥蜴シンについているホーシとシロまでが俺に向かって泳ぐように近寄ってくる。

「…おいっ…、羽蜥蜴の身体を任せたお前たちまで、きてどーする」

 ぽたり…ぽたり…と、1滴ずつその身体に受け止めると、羽蜥蜴の身体の方へ慌てたように戻っていく。
 ふよっ…ふよっ…と、空中を海月くらげが泳ぐようなその飛ぶ姿は見ているだけで癒される。
 アレクが馬からひらりと飛び降りると俺に近寄って手を差し伸べてくれる。
 俺が今、一番何をしたいのかが分かっているからだろう。
 アレクの手を借りて馬から降りるとヤンとレイに歩み寄る。
 羽蜥蜴の時には山のように大きな存在だったヤンとレイが1メートル上の高さから見下ろしている。
 今でも、大きな存在だけど山とは違う。
 両手をヤンの首に向けてあげると、レイが口でそっと俺のはらを銜えて鞍をつけたヤンの上に乗せてくれた。
 ぐぅーん、と高く上がっても、怖いと思わない。
 レイが銜えて運ぶことに、なにを恐れることがあるだろう。
 鞍の上に座りながら身体を倒して、ヤンの鱗に触れる。
 少しひんやりとして、すべらかな鱗。
 ヤンの身体に抱き付きたかった。
 人間の手のひらで撫でると、羽蜥蜴の幼生として抱き付いた時とは違う愛しさが手のひらから伝わってくる。

「会いたかった。ずっと、ヤンとレイの元に帰りたかった」
「るぅ《私たちもよ。シン。とっても、会いたかったわ》」
「少しだけ、怖かったんだ。人間の姿は、ヤンとレイに少しも似ていないから、羽蜥蜴の身体から出た俺を本当に受け入れてもらえるのかって…」
「るぅ《シン。愛しているわ。ヤンとクラディウスと同じように》」
「るるー《姿が変わっても、魂は変わらない。シンは私たちの愛しい子どもだ》」
「ああ、そうだな。愛している。俺も、ヤンとレイを愛している」

 どうしてこうまで愛しい気持ちが溢れてくるのだろう。
 なにを、怖がっていたのか。
 だって、こんなにも愛情を示してくれているのに。
 異世界で出来た家族。
 日本の家族も大切で、思い出せば、胸を締め付ける寂しさがある。
 だけど――、薄情かな…。
 ヤンとレイに人の姿を受け入れられて、ヤンとレイの方が大切になってしまっている。
 どちらか一方を選び、どちらか一方を諦めなければいけないのだとしたら、俺はヤンとレイの側にいる方を選ぶ。
 この世界の住人であることを認めたから、人としての俺も…この世界で確固たる存在になることが出来た。
 羽蜥蜴の姿はこの世界の生き物だけれど、人間の姿は日本の家族や生活に未練が多く、心が揺れ動いていた。
 その人としての捨てきれない想いが、この世界の住人になることに迷いを生じさせ、世界が俺を宙ぶらりんな形で留め置いた。
 それが地に足が着かないような感覚だ。
 揺れ動く感情は不安や恐怖の種を植え付ける。
 家族ヤンとレイの存在を認め、この世界で生きる決意を固めたら、それがきれいに霧散されている。

「人間になって、人間の料理を食べた。羽蜥蜴の時、美味かった生の蜥蜴肉は食べられなかった」
「るぅー《それはそうよ。人間の味覚と羽蜥蜴の味覚、身体を構成する組織も違うのだから》」
「はは…そうだな。なのに、羽蜥蜴のシンと人間のシンの相違点を見つける度に不安に心が揺らいでいたんだ」
「るるぅー《そんな時は、側にいてやりたかった》」

 ヤンの言葉にゆっくりと首を振る。
 ああ…本当に…愛されていると実感できる…。
 白の精霊たちが歓ぶように小さく飛び交う。
 まるで俺の心が、歓喜に沸き立つのを表現するかのように。
 レイの舌が伸ばされ、触れるか触れないかの所で一度止まりゆっくりと動いて顔を舐められた。
 恐らく、湖でヤンに軽く頭で押された時に転んだからだろう。
 ヤンの上で、万が一にも舐めた力で落としてしまうことがないように、そーっと慎重に動くレイが愛しい。
 俺たちの邂逅を見守っていたみんなから、セレスが一歩前へ出る。

「帰城するぞ! ヤンには、シンとアレックス。レイには私と鷹匠。鷹匠は、まず帰国の連絡を王城へ入れろ。私たちが乗ってきた馬は国境の兵士に任せ、トレジャーは兵士を率いて陸路で王城へ帰城するように」
「承知しました!」
「ルゥ!《反対だわ!》」

 トレジャーの声に重なるようにレイの鋭い鳴き声が上がった。
 みんなが驚いたようにレイを見て、セレスがゆっくりと俺を振り返る。

「ルゥ!《シンと同乗するのはトレジャーにすべきだわ》」
「ルルゥ!《人間の身体で騎乗するのに慣れていないなら、トレジャーの方がいい》」

 普段穏和な「るぅ」という鳴き声が硬質に響く。
 みんながギクシャクと俺を見た。

「シン? ヤンとレイはなんと云っている?」
「ヤンの上には俺とトレジャーが乗るように。人間の俺が騎乗に慣れていないからトレジャーの方がいいと」
「ヤン、レイ。必ず、シンを支えて守ります。私を信じてもらえないか?」
「るるぅ!《悪いけど、まだシンは幼いの》」

 幼い? それと、同乗する人間とどういう関係が?
 アレクが、レイの翻訳を求めて俺を振り返ったので、ゆっくりと首を振ると、アレクが悔しそうに顔を歪めた。

「信頼がないということですか?」
「るるぅ!《私たちは、まだシンを手放す気はない》」

 手放す? それと、同乗する人間とどういう関係が?
 セレスが、レイの翻訳を求めて俺を振り返ったので、困惑しながらもゆっくりと首を振る。

「信頼がないのではなくて、同乗はトレジャーの方がいい。ということらしい」
「わかった! ヤンとレイがそういうのならば従おう。鷹匠は陸路で兵士たちと共に馬で帰れ。レイの上に私とアレックス。ヤンの上にはシンとトレジャーが騎乗するように。ラムリス、兵士を率いて帰城せよ」

 セレスの言葉にヤンとレイが満足そうに口の端を上げる。

「もっと強く、頼りにされる人間になるように精進します。ヤンとレイに認めてもらえるように」

 どこか寂しそうな声で宣言するようにアレクがヤンを見上げると、ゆっくりと首を縦に動かした。

「るるぅ―《城へ戻ったらまた、トレジャーとアレックスを鍛えてやろう。…私たちが認めるにはまだまだ遠い》」

 鍛えるって、また…あの死んでもおかしくないような恐ろしい訓練をするのか?
 ヤンの上に乗りながら、死闘を繰り広げるふたりを想像して顔が強張った。
 翻訳を求めて、みんなが一斉に俺をみる。

「アレクとトレジャーに、ヤンが訓練をつけるって。旅に出る前にやったように」
「本当ですか?」
「ありがとうございます! 今度は必ず一太刀入れてみせます!」

 アレクとトレジャーが勢いよくヤンに向かって頭を下げる。
 あの恐ろしい訓練が怖くないどころか、嬉しいのか?
 ありえない…。
 あの尻尾攻撃、まともに食らったら死んでもおかしくないし、骨折しなかったのが奇跡だと思うほどだったのに。
 兵士たちも一様に歓喜に沸いた顔で、ふたりに声援を送る。

「なんだ? その、旅に出る前の訓練とは?」
「ヤンが闘技場で私とトレジャーの相手をしてくれたのです。旅に出る前にシンの護衛として鍛えるように」
「戦闘に優れた羽蜥蜴ヤンが人間の相手をしたのか?」

 セレスが顔を勢いよくヤンに向けると縋るような目で見上げる。

「ヤン! 私もその訓練に入れてくれ! 頼む!」
「ルルゥ!《だめよ! 第二王子なんて冗談じゃないわ》」

 ヤンに代わってレイが応えるとセレスが勢いよく俺を見上げた。
 さっさと、翻訳してくれ! と云わんばかりの顔つきで。

「その…、第二王子は怪我させられないからダメだって」
「怪我するのは未熟な証拠だ。怪我などしない! だから、頼む!」
「ルルゥ!《だから、第二王子はダメだって云っているでしょう》」
「るぅ《諦めろ、私もレイも第二王子を認めるつもりはない》」

 セレスが縋るような目で俺を見るが、そんな目で見られてもどうしてやることも出来ない。

「第二王子はダメだと…」
第二王子わたしは王太子と違って、重要な人間ではない。ヤン頼む!」
「るるぅー《私たちがクラディウスの苦労を知らないとでも思っているのか? 諦めろ》」
「クラディウスが第二王子で大変な思いをしたから、認められないって。諦めろって、云っている」
「諦められるかーッ! 羽蜥蜴に訓練を付けてもらえる機会など、今を逃せば永遠にやっては来ないのだぞ!」

 出発はどうなったんだ?
 ここにいる人間の中で、セレスが一番上の人間だから、誰もセレスを止めることをしない。
 と云うよりか、食い下がるセレスに生温かい目で見守っている。
 ヤンとレイは拒絶を繰り返し、それを翻訳し続けるのは心苦しい板挟み状態だ。
 アレクもトレジャーも兵士たちも、必死に訴えるセレスの後ろで笑みさえ浮かべて見ている。
 国境の前を多くの人が通り過ぎるのを見ながら、深いため息を吐いたのだった。
精霊と一緒 の評価お礼について
掲示板で中傷、批評『ポイントクレクレ商法』とのカキコがされていて、ムーンの運営サイドにまで中傷を送られていたことが、読者様からの一報で判明しました。
こうした、問題で多くの人から同様の盛り上がりをその掲示板で確認しましたので、お礼話は一度保留させてください。
評価お礼話を今後どうするか未定です。
アンケートに参加してくれた方申し訳ありません。
ポイントが入ることは嬉しかったけど、運営サイドに通報とかされるようなことに当たるのかはわかりません。
正直ショックで、ちょっとびっくりで、衝撃が大きくて、とにかくすみません。
更新の方もしばらく休ませて頂く予定です。
小説の削除はしないつもりです。

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