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社会議員の発信制限見送り 新城市議会愛知県新城市の長田共永市議(50)=無所属=が少子化対策として「穴の開いたコンドームを配っては」と市議会で発言した問題で、新城市議会は、ブログなどでの議員の情報発信を制限する「ルール」作りの見送りを決めた。別の市議が自身のブログでこの発言を取り上げたことを「議会軽視だ」として問題視し、議会としてルールを作ると決めていた。 夏目勝吾議長は本紙の取材に「ルール作りは行き過ぎた部分があった。議員個々のモラルや見識に委ね、発信を制限することはしない」と語った。20日に非公開で特別委員会を開き、議員の総意として見送りを決定したという。 7月23日の市議会全員協議会では長田氏が発言を陳謝した一方で、自らのブログに「本会議での品位に欠ける発言」と書き込み、議長らに適切な対応を求めた浅尾洋平市議(37)=共産=に矛先が向いた。他の市議から「個人名を挙げるなら相手に通告すべきだ」など浅尾氏を批判する意見が出され、議会は賛成多数で、議員がブログやツイッターなどで発信する際の何らかのルールを設けることを申し合わせた。その後、議会には「発信の制限はおかしい」などと疑問視する意見が電話やメールで寄せられていた。 地方自治に詳しい宮入興一・愛知大名誉教授はルール作りの見送りについて「妥当な判断。議員の情報発信を制限しようという発想自体が根本的におかしい」と話している。 (中日新聞) PR情報
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