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勉強の夏、 ゲームの夏。2014
 

今日のダーリン

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・「へーえ。『ドラえもん』って、そんなに泣けるの?」
 と、ぼくが訊いたら、観てきたともだちは、
 「『ライフ・イズ・ビューティフル』以来でしたね」
 と、自然に答えてくれた。
 『ライフ・イズ・ビューティフル』に比べられるのは、
 相当にすごいものだと、ぼくは思った。
 あの映画のことは、思いだして話してるだけで、
 なんだか泣きたくなってくるものなぁ。
 
 「やっぱり、『ライフ・イズ・ビューティフル』が
 いちばん泣きましたか?」と、逆に訊かれて、
 「いちばんというと『シンドラーのリスト』だけど、
 『ライフ・イズ・ビューティフル』は家で観たから、
 ひとりで自由に泣けたので、泣いた感じは記憶にない」
 そんなふうに答えたのだった。
 
 『ライフ・イズ・ビューティフル』の主人公は、
 笑顔を見せてくれるから、こっちが泣けるのだった。
 彼が笑えば笑うほど、ぼくらは泣けてくるのだ。
 「もらい泣き」というかたちで、
 「泣き」が「泣き」を誘うこともよくあるけれど、
 あんなふうに「笑い」が涙を誘うのは、めずらしかった。
 
 そういえば、『自転車泥棒』もイタリア映画だった。
 これも、見終わってもまだ横隔膜がひくひくしていた。
 もしかしたら、この映画は、若いうちよりも、
 じぶんが父親になってから観ると、もっと泣けると思う。
 
 一時、レンタルビデオの店に行っては、
 「泣ける映画」を借りまくっていたことがあった。
 そういうとき、先日亡くなった
 ロビン・ウィリアムズの出る映画は当たりが多かった。
 そのなかでも、『いまを生きる』は泣けたなぁ。
 
 泣ける映画が、いい映画とイコールだとは思わない。
 「劣情を刺激する」という言い方があるけれど、
 ずいぶんと卑怯なやり方で、泣かせることはできる。
 ただ、それはそれで、人間の「娯楽」として、
 笑いや、謎解きのように、あってもおかしくないものだ。
 「いい映画」であるより、「映画」であればいいのだ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
『アポロ13』『がんばれベアーズ』も、泣いたっけなぁ。
 

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