広島土砂災害:人手も物資も足りぬ…不安・疲労、住民襲う
毎日新聞 2014年08月21日 20時44分(最終更新 08月22日 00時15分)
「まさか自分が被害に遭うとは」。娘の自宅などに避難中、家を物色された無職男性(73)は戸惑った様子で話した。
被害に気付いたのは、避難先から自宅に戻った21日午前9時ごろ。ガラス戸が割られ、洋服ダンスやかばんが開けられていた。幸い盗まれたものはなかったが、県警に被害届を出した。
県警によると、6丁目の別の住宅も空き巣被害を受けた。家主が避難していた時の犯行とみられ、金品が盗まれていたという。
近くの主婦は「被災者をさらにムチで打つような卑劣な行為だ。警察はパトロールを強化してほしい」と話した。