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広島 山沿いの住宅地に被害集中8月21日 19時38分
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広島市で発生した大規模な土砂災害について、20日撮影された航空写真を専門家が分析したところ、土石流などの被害が山沿いの住宅地に集中して起きていたことが分かりました。
専門家は、土石流の起きやすい場所に住宅地が広がっていたことが被害の拡大につながった要因の1つになったと指摘しています。
国土地理院は広島市の土砂災害が起きた現場について20日、上空から撮影した航空写真を21日公開しました。
土砂災害に詳しい東京農工大学大学院の石川芳治教授が写真を分析したところ、土砂災害が相次いだ広島市安佐南区と安佐北区では、土石流などの被害が山沿いの住宅地に集中して起きていたことが分かりました。
土石流などが確認された場所は少なくとも30か所に上り、流れ出した土砂などは扇形に広がって、住宅地の広い範囲に及んでいたということです。
そのうえで、石川教授は、地形的にも土石流が起きやすい場所に住宅地が広がっていたことが、被害の拡大につながった要因の1つになったと指摘しています。
石川教授は「特に日本は平地が少ないため、大都市の周辺では山沿いの地域で住宅の開発が進んでいる。自分が住んでいる場所にどのような災害の危険性があるのかを知っておく必要がある」と話しています。
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