朝起きてブログを確認すると、一気に閲覧数が増えていた。
どうやらこの記事がグノシーで紹介されたようだ。
留学したい人は「忍者?実は僕が忍者なんだよ。今は世を忍ぶ仮の姿だから秘密だけどね」という表現は暗記するべし。 - 文系大学生日記
グノシー。名前は知っていたが使ったことは無かったので、さっき一応ダウンロードしてみた。
なるほど。分野ごとに様々な内容の記事が紹介されている。確かに暇つぶしにちょうど良い。
他にも似たようなサービスはいくつかあるが、ただやはりこういうタイプのサービス、ネットと人間の関わり方を変貌させうるものだと感じた。
今までのネットと人間の関係性、それはイメージとしてはネットという広大な海に人間が飛び込んで行く、そして様々に泳ぎ回る。情報は大量に漂っており、その中を人間がさまよって行く。そういうイメージであろう。ネットサーフィンという言葉からも分かる。
グノシーなどのサービスは、その関係性を変えうるのではないだろうか。人間が泳ぎ回るのではなく、インターネットという空間にいる人間に対して、情報が自ら近づいてくるイメージである。「こういうコンテンツありますよー」とコンテンツ側が叫び声をあげながら、そのテーマを好む人間を探し回っているのだ。
これは、ネットの情報で利益が生じるようになってきたことが関係しているのだろう。ネットによる宣伝や広告、そして広告収入のサービス。そういったネット上で情報を用いるビジネスが浸透したことで、人間が情報を求めているように見えて、実は情報が人間を求めている状況がつくられてきたのだろう。
まあ、ただ忘れてはいけないのは、情報の裏側には必ず人間がいるということだ。そのため、ネットと人間の関係性をより正しく表現するとしたら、こうである。
インターネットという名の広い海には、かつては彷徨うサーファーがいた。しかし今、彼らは海に潜るようになり、そして海上の船からは、そのダイバーを釣ろうと、コンテンツというエサをつけた、広告や宣伝という名の針を垂らしているのだ。
どちらがよりよい関係性なのか分からない。しかし、後者の関係性が強くなるようなら、人間側は正しい情報の取捨選択を行うことがさらに求められるだろう。