パソコン作業をしている時、ディスプレイを見続けていると眼が疲れてきますよね。
その原因として、ものをみるときに使う3つの筋肉が緊張して「凝ってしまった」ことが考えられます。
眼の周りには、
- 明るさを調整する光彩筋
- 遠近のピントを合わせるために水晶体の厚さを調整している毛細筋
- 眼球を支える外眼筋
があります。
疲れ目対策には、この3つの筋肉の緊張を解き、休ませることが必要です。
凝りをとるエクササイズをしたり、血行をよくして疲れ目を防ぎましょう。
エクササイズ
1. 毛細体筋
毛細体筋の緊張をほぐすには、近くの物と遠くの物を交互にみてピントを合わせるエクササイズをしましょう。
眼の前に指を立てて、指先と、約5m先にあるにものや景色を順番に見比べます。
もう一つは、眼を一度ギュッとつむり、ぱっと開いてから、顔を動かさないで目線のみを右・上・左・下と動かします。
逆まわりもやってください。30分につき1回の割合でできるといいですね。
2. 外眼筋
私たちが近くを見るときは、ほとんど眼球を動かしていません。
このとき、毛様体筋に力が入って緊張しています。
この状態が続くと外眼筋が弱くなり、眼球を手前に引いている眼筋の緊張が続き眼圧に負けてしまうのです。
これによって眼球が前に伸びてしまうのが「近視」。
外眼筋を鍛えて、眼球をもとの形に戻して近視を防ぐようにしましょう。
顔を動かさないでまわりの色々な物に次々と目を移していくことで外眼筋を鍛えることができます。
3. 虹彩筋
虹彩筋は自分の意志では動かせない筋肉です。
眼を閉じた状態で、約5秒ごとに部屋の電気をつけたり消して、明るい状態から暗い状態を交互に繰り返すエクササイズをしましょう。
寝る前に10回程度行うと効果的です。
このエクササイズを行う時は、絶対に眼を開けないように注意してください。
眼を休めるケア
次は、眼の状態に合わせたケアの方法をご紹介します。
パソコンの画面など、一点を凝視しているとまばたきが少なくなっていて、眼が乾燥しています。
目が乾燥していると感じたら、3分程まばたきをしてみてください。
終わったら少し眼を閉じて休ませます。
眼がしょぼしょぼして見づらいときは、目の周りの毛細血管が萎縮している恐れがあります。
このときはホットタオルを眼に乗せて15分くらいおいてください。
逆に眼が充血しているときは眼をアイシングします。
しょぼしょぼして充血もあるなら、温めとアイシングを交互に行ってください。
眼に必要な栄養素
眼に必要な栄養素として、各種ビタミン・最近話題のポリフェノールなどが上げられます。
食品からとるのがいいのですが、唯一食事からとれない重要な物質があります。
それはルティン。
ルティンはマリーゴールドにしか含まれていないと言われています。
体調に合わせてサプリを飲むといいですね。
いかがでしょうか?
今回は眼の疲れを解消する方法をご紹介しました。
パソコンやスマートフォンなどで、眼を酷使することが増えた現代。
今回ご紹介したエクササイズを実践して、眼を労ってくださいね。