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工事用パネル倒れる 下敷きの歩行者死亡
8月21日 14時55分

工事用パネル倒れる 下敷きの歩行者死亡
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21日午前、東京・日本橋のビルの建設現場で、工事用の鉄製のパネルが歩道側に倒れ、歩いていた66歳の会社員の男性が、ガードレールの間に挟まれてまもなく死亡しました。

21日午前11時すぎ、中央区日本橋人形町のビルの建設現場で「壁が歩道に倒れて男性が下敷きになっている」と消防に通報がありました。
歩道を歩いていた埼玉県蕨市の会社員、小島俊久さん(66)が下敷きになり、駆けつけた消防隊員などによって救助され病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
警視庁によりますと、倒れたのは、幅が15メートル、高さが4メートル、重さが300キロある鉄製のパネルで、工事に伴う騒音やほこりの飛散を防ぐためのものだということです。
当時、現場では、ビルの建設に伴って、地中に埋まった金属板を撤去する作業が行われていて、パネルの支柱をいったん外したうえで板を取り除こうとしたところ、支えを失ったパネルが突然倒れたということで、小島さんはパネルとガードレールの間に胸を挟まれたということです。
小島さんは、当時、取り引き先に会うために待ち合わせ場所に向かっていて、到着する直前だったということです。
警視庁は、業務上過失致死の疑いがあるとみて、工事の関係者から事情を聞くなどして詳しい状況を調べています。

「振り向くとパネルが倒れていた」

工事現場の近くで街路樹の枝切りをしていた61歳の男性は、「突然、金属がこすれるような大きな音がしたので振り向くとパネルが倒れていました。工事現場の作業員や周りにいた人たちでパネルを持ち上げて、巻き込まれた男性を助け出しましたが、男性は身動きせずにガードレールにもたれかかり、ぐったりとしていました」と話していました。
また、近くで菓子店を営む男性は、「騒がしいと思って外に出るとパネルが倒れていて驚きました。現場の歩道は自分もよく通るのでとても怖いです」と話していました。

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