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民主海江田代表 首相の豪雨対応を批判
8月21日 17時03分

民主党の海江田代表は、視察先の兵庫県丹波市で記者団に対し、広島市での豪雨被害への安倍総理大臣の対応を批判したうえで、国会で追及するため、衆参両院の予算委員会で閉会中審査を行うよう求めていく考えを示しました。

安倍総理大臣は、20日、夏期休暇のため滞在していた山梨県で、ゴルフを1時間ほどで切り上げたあと、総理大臣官邸に戻って広島市での豪雨被害への対応に当たりました。
これについて、民主党の海江田代表は「きのうの朝、広島県から陸上自衛隊に災害派遣の要請が行われるなど、事態が極めて深刻なことは分かっており、安倍総理大臣は初めからゴルフをするべきではなかった。さらに昨夜、再び山梨県の別荘に帰ったと聞き、びっくりしている。総理大臣官邸に詰めて情報収集に当たるべきだ」と述べ、批判しました。
そのうえで、海江田氏は、「現在、衆参両院で災害対策特別委員会の開催を求めているが予算委員会も開くべきだ。そこで、安倍総理大臣の基本姿勢をしっかりと問いただしていきたい」と述べ、国会で追及するため、衆参両院の予算委員会で閉会中審査を行うよう求めていく考えを示しました。

「批判はあたらない」

古屋防災担当大臣は、野党側が、広島市での豪雨被害への安倍総理大臣の対応を批判していることについて、「批判は、全くあたらない。防災担当大臣として、常に安倍総理大臣、総理大臣秘書官とも連携を取りながら対応している。対応には何の問題もなく、批判はあたらないし現実に支障は1つも起きていない」と述べました。

共産・山下書記局長「救助や生活再建優先を」

共産党の山下書記局長は、国会内で記者団に対し、「きのうの早朝から、広島市で深刻な事態が起きているという報告はされていたので、安倍総理大臣は、それにふさわしい行動を取るべきだったと思うが、今は、そういう議論ではなく、人命救助や被災者の生活再建を優先すべきだ。政府には全力を尽くしてもらいたい」と述べました。
そのうえで、山下氏は「広島市では、過去にも大きな土砂災害が起きており、なぜ、同じような災害を防ぐことができなかったのか、国会で冷静に検証する必要がある」と述べ、衆参両院の災害対策特別委員会で閉会中審査を行うべきだという考えを示しました。

社民・又市幹事長も国会で追及する考え

社民党の又市幹事長は記者会見で、安倍総理大臣が、20日、ゴルフを途中で切り上げ広島市での豪雨被害への対応に当たったことについて、被害が出ていることを知っていながらゴルフをしていたのであれば問題だとして、国会で追及する考えを示しました。
社民党の又市幹事長は「『ゴルフをするな』とは言わないが、被害が出ていることを知っていながらやっていたとすれば大きな問題だ」と批判しました。
また、又市氏は、安倍総理大臣が20日夜、夏期休暇の滞在先の山梨県内の別荘に戻ったことについて、「広島市では今も多くの人が救援や救護に当たっているのに、常識から外れた、とんでもない判断であり、衆参両院で予算委員会や災害対策特別委員会の閉会中審査を求めていきたい」と述べ、今後、国会で追及する考えを示しました。
一方、又市氏は、民主党の海江田代表が、ほかの野党と統一会派を組むことを模索していることについて、「安倍政権の暴走を食い止めるためにも、消費税率の引き上げや原発の再稼働などの政策で考えが一致すれば、前向きに検討したい」と述べました。

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