Updated: Tokyo  2014/08/21 19:26  |  New York  2014/08/21 06:26  |  London  2014/08/21 11:26
 

子育てに年39万円、所得の43%-中国のベビーブームは幻か

Share Google チェック

  8月21日(ブルームバーグ):中国のベビーブームを当て込んだ株式投資熱が記録的水準に達してから9カ月後、こうした賭けが負け組の1つになりつつある。金銭面での子育ての負担からほとんどの夫婦が2人目の子供を持つのを控えているためだ。

中国共産党が昨年11月に「一人っ子政策」を緩和した後、粉ミルクメーカーの合生元国際 (バイオスタイム・インターナショナル・ホールディングス)と雅士利国際 の株価は上場来高値を記録。だが両銘柄は今年、少なくも40%下げている。合生元国際はMSCI中国指数構成銘柄の中でも下げがきつい。MSCI中国指数は年初来で6.3%高だが、乳児用紙おむつメーカーの恒安国際集団 は8.3%安となっている。

2人目の子供を持つ資格がある中国の夫婦1100万組のうち、5月末までに許可申請したのはその3%に満たない。国連は中国の人口が2030年までに減少し始めると予想しており、1970年代後半に導入された産児制限を緩和することで人口を支えようとする政府の取り組みが危うくなっている。

クレディ・スイス・グループによれば、中国で1人の子供を出産し18歳まで育てるコストは年約2万3000元(約39万円)と、平均家計所得の43%に相当する。

中原証券の張剛ストラテジスト(上海在勤)は8日の電話インタビューで、「ベビーブーム期待が大き過ぎた。関連銘柄にはまだ、一段と下落する余地がある」と述べた。

原題:Baby Boom Wagers Go Bust on Child Cost Burden: ChinaOvernight(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:シンガポール Weiyi Lim wlim26@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net;Nikolaj Gammeltoft ngammeltoft@bloomberg.netRichard Richtmyer

更新日時: 2014/08/21 10:55 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。