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志賀原発 断層調査の見解待ち本格審査8月20日 16時10分
原子力発電所の再稼働の前提となる審査の申請が出された石川県の志賀原発について、原子力規制委員会は、専門家を加えて行っている敷地内の断層調査に一定の見解が出るまで本格的な審査に入らない方針を決めました。
北陸電力は今月12日、志賀原発の再稼働の前提となる審査を申請しましたが、敷地内にある断層が将来動く可能性があるかどうか、原子力規制委員会の専門家会合で議論が続いています。
規制委員会は20日の定例会合で、この敷地内の断層調査について、委員会として一定の見解がまとまるまで、志賀原発の本格的な審査に入らない方針を決めました。
一方で、重大事故への備えを検証するコンピュータの解析プログラムの妥当性など、すでに審査が行われているほかの原発と共通する論点については、各社合同で行うヒアリングに参加させるとしています。
こうした対応は、ことし6月に申請が出された青森県の東通原発でも取られていて、いずれも本格的な審査が始まるまで時間がかかることが予想されます。
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