おかあさんになったけれど

子ども三人を持つアラサー主婦の七転八倒な日常

クサカゲロウを追いかけて

この間一日中雨が降っていた日に、窓の網戸にクサカゲロウが止まっているのを見つけた。
いつの間にか内側に入り込んでいたみたいで、雨宿りをしているような様子。

その日はけっこうな雨風で、網戸にもびゅうびゅうと雨があたっていた。

それでもけなげに耐えるクサカゲロウに私は思い入れして見ていた。
こんな日は、外の虫たちはどうしているんだろ?草や木の葉の下に隠れて、ジッとしのいでいるのかな。


窓を開けると家の中に入ってきた。

天井にくっついていてあっちいったりこっちいったり。
子供たちも大騒ぎ。長男は虫退治だとはりきってボールを投げたりなどしていたのが、長女が「かわいいからやっつけちゃだめ!」と騒ぐので、皆で見守ることになった。

クサカゲロウは一晩を家で過ごした。
次の日になって天井を見ると、いない。

しばらくして、初めに見つけた網戸にまたくっついているクサカゲロウを見つけた。

そっと羽を持って捕まえると長女が「持ちたい」と言うので、小さい手のひらにのせてあげた。そうしたら、すぐに飛んでまた網戸にくっついた。

網戸を開けてやると、あっさりと外に飛んでいった。








ということがあったのだけど、今朝、次男と買い物へ行こうと駐輪場へいくと、いるわいるわクサカゲロウが五匹くらいたくさんいたので「おお…」とびっくりしました。

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かわいい。


しかも、蜘蛛の巣にひっかかっとる。
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この写真撮るとき、次男が「ママ!ママ!ママ!(早くしろ)」と騒ぐので「待って!今ママ写真撮りたいの」と制しながら撮りました。

写真取るときっていつももう一人の自分がすごい冷めきった目で「ふーん、これ撮るんだ」って見てる気がするんだけど、私だけかな?




そんなこんなで、公園行って、買い物して、戻ってきたら…
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食べられてました。
蜘蛛こわい。



クサカゲロウの卵は「優曇華の花」とも言われるらしく、地域によっては吉兆だったり凶兆だったりと捉え方がちがっているそうです。

そもそも優曇華の花ってなに?と思ったのだけど、実在する植物、伝説上の植物、昆虫の卵のこと、と三通りあるみたいですね。
伝説上の植物というのは仏教で三千年に一度だけ咲く花というものとして出てくるそうです。


似た名前でウスバカゲロウというのが居ますが、私はクサカゲロウのことを子供のころはずっとウスバカゲロウだと勘違いしていました。


ウスバカゲロウの幼虫は、有名なアリジゴク。アリジゴクの食事の仕方は蜘蛛と同じように獲物に消化液を流し込み、溶けた体液を吸うのだそう。
で、その消化液が

生きているアリジゴクのそ嚢に多数の昆虫病原菌が共生しており、殺虫活性はフグ毒のテロドトキシンの130倍といわれている。 

怖い。





夫に、「昆虫ってもし私たちと同じ大きさなら、世界最強になるよね?」と話したことがあるのだけど、どうなんでしょ?

夫は、「もっと、色々他にいるんじゃない?単細胞生物とか…みたいな…」

私「ミジンコみたいな?」

夫「ちがう。」



たぶんどっちも違うと思った。

漫画テラフォマーズは気持ち悪くて、途中で断念した二人でした。