学生さん限定のイベント「ISUCON 夏期講習」今年もやりました。イベントは、tagomorisからISUCONやWebアプリケーションについての座学を行ったあとに、ISUCON3の予選問題にチャレンジをしてもらいました。またチャレンジをしてもらいながら、どのようにWebアプリケーションのパフォーマンスをあげていったらよいのか、自分の方から説明をしました。今年はスコアをあげることができる参加者が多く、驚きました。
去年と同じようにISUCONの問題にチャレンジする環境としてEC2を使いましたので、そのAMIを公開します。
AMI ID:ami-e796b3e6
AMI Name: isucon_summer_class_2014
Region: Asia Pacific (Tokyo)
「ISUCON 夏期講習 2014」サーバのつくりかた
EC2のインスタンスを起動する際に、上記のAMIを指定して起動してください。HVM対応のインスタンスが必要になります。夏期講習では「c3.xlarge」を使いました。スポットインスタンスを活用するとリーズナブルに試す事ができると思われます。
ベンチマークツールにポート5043が必要になるので、ssh、http、tcpの5043をセキュリティグループの設定をつかってアクセス可能にする必要があります。
サーバが起動したら、「ec2-user」でログインしてください。
$ ssh -i keyfile.pem ec2-....amazonaws.com
ISUCON2の環境は「isu-user」ユーザにて構築してあります。
$ sudo su - isu-user
パスワードが設定されてないので、適宜設定するなりsshの公開鍵を設置すると作業がしやすいですね。
ベンチマークツールはWebUIを用意してあります。ブラウザでサーバのtcp 5043にアクセスします
http://ec2-....amazonaws.com:5043/
と
こんな画面になります。説明が下の方にありますので、読んでください。
ベンチマークツールですが、去年の予選とは若干異なり、時間は30秒。workloadは「1」に固定されています。よりチャレンジしたい場合はソースコード見て変更してみてください。
「Webアプリケーションの パフォーマンス向上のコツ」の発表資料
夏期講習の座学用に用意した資料となります。Webアプリケーションのパフォーマンスをあげるにはどんなことを考えて、やればいいのかについて簡単に解説しています。資料は2つに分かれていて、一つ目が「概要編」、二つ目が「実践編」となっています。
実践編は途中で力尽きている感じですが、ちゃんと書けば仕事でも役に立ちそうなので、あとで完全版にしたいと思っております。
学生のみなさまのISUCON4への参加と活躍を楽しみにしております。