大分県立高教諭:ヘイトスピーチ巡りFBに不適切投稿

毎日新聞 2014年08月21日 13時21分(最終更新 08月21日 13時59分)

 大分県杵築市の県立山香農業高校(田中豊彦校長)の40代男性教諭が自身のフェイスブック(FB)で「極左・極右と取り巻き連中が殺し合って、双方消えてしまえば、日本からごみが排除されて大変美しい国になると思う」などと投稿していたことが21日、県教委への取材で分かった。教諭は自身の勤務先や職業をプロフィルで公表していた。

 県教委によると教諭は、在日朝鮮人の女性フリーライターがインターネット上の人種差別的なヘイトスピーチで名誉を傷つけられたとして「在日特権を許さない市民の会」などに損害賠償を求めて提訴したことを受け、投稿した。

 20日に同校が外部から指摘を受けたため、教諭に確認すると「不特定多数の人が目にする場で不快な内容を投稿してしまい、認識不足だった」と認めたという。同校は教諭を厳重注意した。教諭は同日、FBに謝罪文を掲載、過去の投稿を削除した。【浅川大樹】

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