長崎市内の中学生による平和学習の発表会が20日、長崎市の平和会館であった。市立式見中の生徒は、身近な地域のお年寄りから戦争や被爆を巡る体験を聞き取った活動を紹介した。

 聞き取りをしたのは同校の3年生。普段、郷土芸能の指導などで学校を訪れている地元の男性3人から7月に体験を聞いた。聞き慣れない昔の言葉に四苦八苦しながら、文字にも起こした。

 磯侑吾君(14)は終戦当時、式見国民学校高等科(現在の中学校に相当)1年生だった村上早見さん(81)の話を聞き、戦時中、式見の上空を米軍の爆撃機が飛んでいたことを知った。「自分の命が狙われているとすると、とても怖い。だから戦争は絶対反対」と話した。

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