刑務官が覚せい剤 福岡刑務所 使用容疑で逮捕 [福岡県]
福岡県警粕屋署は20日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで福岡刑務所(福岡県宇美町)の刑務官別府明雄容疑者(56)=同県筑前町依井=を逮捕した。逮捕容疑は今月中旬から20日までの間に県内かその周辺で覚せい剤を使用した疑い。
署によると、同刑務所が今月、「覚せい剤を使っている刑務官がいる」という趣旨の情報に基づき内部調査したところ、別府容疑者が「昨年、使った」と話したという。別府容疑者は同日、上司に付き添われ自首。尿検査で陽性反応が出た。逮捕容疑については「全く身に覚えがない」と否認しているという。同署は入手経路などについて調べている。
同刑務所によると同容疑者は1982年に採用され、逮捕時は副看守長で、受刑者の監視と生活指導を担当していた。青山純所長は「誠に遺憾。事実確認ができ次第、厳正に対処する」とコメントしている。
=2014/08/21付 西日本新聞夕刊=