40代の高校教諭 自身FBに不適切投稿

 県立山香農業高校(杵築市山香町)の40代の男性教諭がインターネット上のニュースをめぐり、自身のフェイスブック(FB)に「極左・極右と取り巻き連中が殺し合って、双方消えてしまえば、日本からごみが排除されて大変美しい国になると思う」などと投稿していたことが20日、同校への取材で分かった。同校は「教育公務員の自覚に欠けた極めて不適切な発言」として、男性教諭を厳重注意した。
 同校などによると、ニュースは在日コリアンの女性フリージャーナリストがインターネット上の記載で精神的な苦痛を受けたとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などに損害賠償を求める訴訟を起こしたとの内容だった。
 ほかにもある国会議員の行動に関し、「慰安婦捏造(ねつぞう)の件でさっさと国会で証人喚問して、外患誘致罪で死刑にしてください」などの投稿もしていた。男性教諭はFBで氏名、勤務先の学校名や教諭であるプロフィルを公表していた。
 20日に外部から学校に指摘があり問題が発覚。同校が男性教諭に確認したところ投稿を認め、「考えが至らなかった」と反省したという。男性教諭はFBに謝罪文を掲載し、過去の投稿は見られないようにした。
 同校の垂水資明教頭は「学校現場で行われたことではないが、教育公務員の立場を忘れての言動であり、不適切な書き込みだった。誠に残念で不快な思いをされた方には申し訳ない」と話した。県教委は「学校からの詳しい報告を待ち、事実関係の把握に努める」としている。
※この記事は、8月21日大分合同新聞朝刊23ページに掲載されています。

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