ジャーナリズムの基本原則が日本でも徹底されるために (上杉 隆)
私は、そうした不健全な人物と断固として戦わなければならない。
あの3.11直後の一週間、本当に日本のメディア報道はひどかった。とりわけ、いま盛んに私を批判している池田氏や江川氏の論はひどかった。
読者、視聴者、国民に本当に伝えるべきことを伝えず、自らの保身に走り、そしていったん伝えたものでもその後、政府発表に合わせて修正と微修正を繰り返す。
彼らはジャーナリストとして、3.11からの一週間の自らの言動を直視できるのか?
私はその点での自己検証は済ませている。3月11日から18日までに自らの為したことに対しては、一応の合格点を出している。
3月19日の読売新聞の記事を盗用したという疑惑だが(そもそも最初は情報をパクったというものだったが、私が反論すると疑惑はコピペしたに変わっている。これも今後、論駁していく)、当然に、そんなことはありえない。
ダイヤモンド・オンラインの連載コラムでも触れたように、すでに私は3月15日午前には、その情報とリストの一部(読売の19日リストではない)を元に、ラジオなどで話している。
〈すでに複数国が日本からの退避勧告も。 RT @naturopathnami: 国際的な緊急事態にならなければいいのですが…@uesugitakashi: 国家的な緊急時だという認識が薄いんです、官邸官僚も。(-_-) RT @y_coleman: こんな時にも記者クラブは、〉 posted at 07:10:15 http://twilog.org/uesugitakashi/date-110315
これは3月15日午前7時の私のツイートだ。最初、私が無断引用した、読売の情報を盗んで報じたと中傷していた人物はどう説明するのか。
当然、私が「盗用した」という証拠を持っているのだろう。ちなみにきょうに至るまで私に本件で取材をしてきたメディアと個人はゼロである。
そして、私はこの件については、いまだにハワード・フレンチ氏の言葉を胸に刻み、神に誓っても盗用はないと宣言できることを記そう。
まもなく、ここでは詳らかにしない証言者たちが、私の信用を保証してくれることになるだろう。
果たして、その時に、「盗用」「嘘つき」呼ばわりしたジャーナリストや評論家、あるいはメディアはどうするのだろうか。
今回のコラムはここで止めておこう。
【ダイヤモンドオンライン「週刊上杉隆」10月18日より】