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 来春の北陸新幹線開業に向けて、石井隆一知事は20日、JR西日本の真鍋精志社長と大阪市内で会談した。JR西側から、富山―金沢間を結ぶシャトルタイプ新幹線「つるぎ」について、新高岡駅に全列車停車させる方針が示された。また、北陸線の経営を引き継ぐ並行在来線の沿線駅でもJR切符が購入できることになった。

 「つるぎ」は、富山―金沢間を1時間に1本程度運行する。JR西は、早朝に富山駅を発車する列車も運行させる方針を示した。

 また、新幹線と同時に開業する第三セクターの並行在来線「あいの風とやま鉄道」に対し、特例として、沿線市町でJR切符を購入できるように配慮する。対象は泊、入善、黒部、魚津、滑川、小杉、高岡、石動の各駅を想定。JR窓口の残る富山駅でも購入できる。