米国人処刑受けイスラム過激派を非難8月21日 5時38分
イラクやシリアで勢力を拡大しているイスラム過激派組織がアメリカ人ジャーナリストを処刑したことについて、アメリカのオバマ大統領は、強く非難したうえで、今後もイラクで過激派組織に対する空爆を続ける姿勢を示しました。
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」は、19日、アメリカ人ジャーナリストの男性を処刑する映像をインターネット上に公開し、この中で、オバマ大統領の対応によっては別のアメリカ人ジャーナリストの命も保証しないと警告しました。
アメリカ政府は、この映像は本物であると判断し、20日、オバマ大統領が国内の休暇先で声明を発表しました。
オバマ大統領は「全世界が残虐な殺害に衝撃を受けている」と述べて、イスラム過激派組織「イスラム国」を強く非難したうえで、「ほかのアメリカ人の無事を祈っている。国民を守るためにできることはすべて行う」と述べました。そのうえで、「われわれは、どこであろうと、アメリカ人が傷つけられれば、犯人を裁きにかけるため、必要なことをする。憎むべきテロ行為に立ち向かい続ける」と述べ、今後もイラクで「イスラム国」に対する空爆を続ける姿勢を示しました。
アメリカ軍は、今月8日からイラク北部で、アメリカの外交官などを保護し、イラク政府軍やクルド人部隊を支援するために、「イスラム国」に対する空爆を実施しています。
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