「ニュースを斬る」

氷水かぶった孫社長「寒いけど熱い!」

広がるALSチャリティー

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2014年8月20日(水)

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 20日午前9時30分過ぎ、ソフトバンクの孫正義社長は居並ぶ報道関係者や社員の前で、頭から氷水をかぶり、ずぶ濡れになった。前日の夕方に急きょ、インターネット上で流行る米国発のチャリティー活動に参加することが決まったためだ。

氷水をかぶる孫正義社長(写真=陶山勉、以下同)

 氷水をかぶった動画をネットで公開し、難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」への理解や寄付を呼びかける活動「アイス・バケット・チャレンジ」が急速に広がりを見せている。この1週間で米国から中国、そして日本へと飛び火してきた。

 主にIT業界の著名人に広がっており、米国ではマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOらが次々と氷水を浴びた。中国では、新興スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の雷軍CEOなど、IT関連の大物が続いた。

 氷水を浴びる動画をネットに投稿し、次にかぶる3人を指名するのがルール。指名された人は24時間以内に水を浴びて投稿するか、米ALS協会に寄付をすることになっているが、水を浴びて寄付もする著名人が多い。

 19日、台湾のフォックスコン(鴻海=ホンハイ)の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長から指名を受けた孫社長は、ツイッターで氷水を浴びることを宣言した。フォックスコンは、ソフトバンクが開発中のロボット「Pepper(ペッパー)」の製造を担当しており、テリー・ゴウ氏と孫社長は友人関係でもある。

「体を張って、協力したい」

 東京・汐留のソフトバンク本社25階にある社員食堂に孫社長が姿を見せると、100人以上の社員が歓声とともに拍手で迎えた。

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