フリーランスエンジニアのマッチング市場って、かなり先進的で面白いんですよ。
週2日から働けるハイレベルエンジニア向け「PROsheet」
たとえば「PROsheet」。こちらは週2日から会社勤めができるという、未来的なマッチングサービスです。どちらかというとハイレベルなエンジニア向けで、たとえば「週3日で月収36万円」なんて仕事が掲載されています。
特徴は「人力」でマッチングしていくこと。専属のエージェントがクライアント企業、エンジニアの相性を見ながらマッチングしていきます。以前営業資料を見せていただいたんですが、すごい人たちがすごい企業で働いていてびっくりしました。
PROSheetの運営者・中川さんは鼻息荒く「新しい働き方を作るんです!」と語っています。平日9時5時で一つの会社に働く、という働き方は、30年後にはマジョリティではなくなっていくのかもしれませんね。
エンジニアナビ
ギークス株式会社が手がける、フリーランスエンジニア向けのマッチングサイト「エンジニアナビ」。こちらは案件ベースで仕事を探すことができる、クラウドソーシングサイトに近いプラットフォームです。比較的高額な案件が多く、選び方によってはかなり収入がアップしそうな感じです。
ギークスさんは色々個人的にお付き合いがあったりするんですが、フリーエンジニアに特化している点が面白い会社です。エンジニア以外の職種においても、こういったマッチングサイトが増えていきそうな気がします。
現在、ギークスでは約6,000名以上のフリーエンジニアの方にご登録頂いており、毎月当社からお仕事を発注しているフリーエンジニアの半数以上が当社で実績のあるリピーターになります。今後もご登録いただいておりますフリーエンジニアの方々に更に満足していただけるように、サービスをご提供させていただきます。
@agent
フリーランスのエンジニア、デザイナー向けの求人サイト。こちらも「エンジニアナビ」同様、コーディネーターの方がついてサポートしてくれるとのこと。
デザイナー(ディレクター)向けの求人があるのも特徴的。フリーのディレクターの方って、エンジニアに比べて仕事探しにくいと思うので、このサイトは助かりそう。
「フリーランスで働く」は一般的になっていく
今はエンジニア、デザイナーといった仕事が中心ですが、これから職種の幅は広がっていくのでしょう。昨今のオウンドメディア(企業ブログ)の流行を見るに、ぼくのようなライター職、編集職のフリーランサー向けのマッチングサイトも出てきそうですね。「ライター求人ナビ」とか、人間ひとりくらいなら食っていけるビジネスになりそう。
一方では「クラウドワークス」のようなクラウドソーシングサイトも盛り上がっています。こういった土壌も、フリーランスという生き方を広めることに寄与するのでしょうね。
ぼくはフリーランスになってそろそろ4年目ですが、いやー、サラリーマンにはもう戻れませんよ。自分の時間と場所の裁量が自由に持てるというのは、すばらしい価値です。それこそフラッと移住できてしまうわけですから。
2年ほど前に、「サラリーマンでは享受しにくい「フリーランス」の8つのメリット」という記事を書いています。以下のメリットがフリーランスの特権であると書いていますが、概ね意見は変わっていませんね。
- 時間と場所の自由
- がんばった分だけ収入に跳ね返ってくる
- 働く仲間を選べる
- 仕事を断れる
- 収入を分散できる
- 仲間が増える
- 言論の自由
- 好きなデバイスで仕事ができる
ぼくのような会社不適合者は、実は数百万人、いや、それ以上の単位でいると思うんですよね。組織に溶け込むのが苦手な人でも、ちゃんと社会で働ける時代を生きているうちに作っていきたい所存でございます。
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