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日本では息子になりすました犯人が、親から大金を巻き上げる “オレオレ詐欺” が問題になっているが、ネットで簡単に個人情報を入手できる世の中になってしまったせいで、世界中で数々の詐欺が横行している。

そこであるグループが、ネットや SNS で手に入れた個人情報で、どれだけ赤の他人を “昔の友人だ” と説得できるか実験を行い、その様子を収めたビデオがかなり衝撃的なのだ! 思いっきり騙されてしまった人々の様子は、動画「Friend or stranger? Has this ever happened to you in a bar?」で確認できるぞ!

・メールアドレスから個人情報を収集

今回の実験を行ったのは、イギリスのグループ「The People’s ID Bot Project 」だ。まず彼らは、バーのメーリングリストに登録してもらった顧客の中から5人を選出。次に彼らのメールアドレスを検索して、Google やFacebook で名前や出身校、誕生日に職業といった個人情報を収集した。

・個人情報を使って、赤の他人を昔の友人だと説得!

そして騙し役の俳優と女優に5人の個人情報を渡し、バーで彼らに話かけてもらった。するとジギーという名の男性は、女優に「ジギー!」と声をかけられて明らかに驚いている様子だったが、すぐに彼女にハグをして、「元気にしてた?」と挨拶を交わしたのだ。

なかには見覚えのない相手に出身校や趣味、仕事の話をされて、最初はキョトンとしつつも「だんだん思い出してきた!」、「こんな所でバッタリ会うなんて奇妙よね」という人までいて、いとも簡単に騙されてしまったのである!

・電話番号まで渡してしまう始末

さらに騙し役に、「これから連絡を取りたいから、電話番号を交換できるかな?」と言われると、何人かは電話番号まで渡してしまう始末だった。

・事実を告げられて唖然呆然!

最後に騙し役が彼らに正体を明かして、ネットや SNS で個人情報を集めたことを伝えると、全員すっかり呆気にとられていたのである。

「怖いわね……」
「僕達は Facebook で “友達” じゃないのに情報をゲットできたの?」
「すっかり騙されちゃったよ」
「ビックリしたな~!」
「ネット上で情報を公開しないようにしないとダメね」

見事に1本取られてしまった5人が漏らした言葉の数々だが、メールアドレス一つを使って集めた情報で、すっかり騙されてしまうとは驚きだったに違いない。

“自分は簡単には騙されない” と思っていても、いつどこで被害に遭うか分からない。容易に自分の情報を人に渡さず SNS も公開しないなど、出来る限り個人情報の保護に努めたいものだ。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas

▼ネットで集めた個人情報で騙されてしまう人達の動画はこちら

▼メールリングリストに登録したバーの顧客から5人を選出
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▼ネットで個人情報を収集
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▼俳優2人に5人の情報を渡して、詐欺を開始だ!
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▼本に隠したスマホのカメラで、彼らの様子を撮影
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▼「ジギー!」と騙し役から名前を呼ばれて、ハグして挨拶する男性
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▼「見覚えないけど僕のこと知ってるみたいだし……」と騙される男性
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▼「だんだん思い出してきた」と言う人まで!
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▼「電話番号を交換しよう」と言われて軽くOKしてしまった男性
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▼ネットで収集した情報を見せられてビックリ!
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