東日本旅客鉄道(JR東日本)子会社の東京モノレール(東京・港)が、羽田空港と浜松町を結ぶ路線をJR東京駅まで延伸する構想が20日明らかになった。新幹線が発着する東京駅に乗り入れることで、乗客の利便性を高める。
延伸区間は浜松町から東京までの約3キロメートル。JR山手線に沿って高架の軌道を建設する。モノレールの東京駅は東海道線の真上に高架式のホームを新設する計画。東京から浜松町で乗り換えて羽田に行く場合、国内線ビルまで28分かかる。延伸後には約23分に短縮される。国際線ビルまでは18分になるという。設計や建設に10年かかるが、具体的な完成時期などは未定。事業費は1095億円と試算する。
羽田を巡る交通網の整備ではJR東日本が19日、東京や新宿など都心と羽田を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」構想を発表している。
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