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被災6地区は「土砂災害警戒」未指定
8月20日 20時14分

今回の土砂災害で住民が死亡したり行方不明になったりした7つの地区のうち、6つの地区は「土砂災害警戒区域」に指定されていませんでした。

今回の土砂災害では、広島市安佐南区と安佐北区の合わせて7つの地区で住民が死亡したり行方不明になったりしています。
広島県によりますと、このうち安佐南区の山本と緑井、それに八木の3つの地区と、安佐北区の三入南と可部町桐原、それに大林の3つの地区の合わせて6つが「土砂災害警戒区域」に指定されていないということです。
「土砂災害警戒区域」は、土砂災害防止法に基づいて、都道府県が地形図を基に割り出した土砂崩れや土石流などが起きるおそれのある「土砂災害危険箇所」などを調査したうえで指定するものです。「土砂災害警戒区域」に指定されると、市町村は土砂災害に関する情報の伝達や避難、救助などの警戒や避難の態勢を確立しておくことや、ハザードマップを作成して住民に必要な情報を知らせることなどが求められます。
6つの地区を指定していなかった理由について、広島県は、過去に土砂災害が起きた地区や病院や老人ホームなど避難に支援が必要な人たちの施設がある地区を優先していたため、指定が進んでいなかったとしています。

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