この基準で言うと、厳密に仕事の質で評価されるのは(2)のみ。あとは、会社に長くいてナンボ、上司にみっちり張り付いてお仕えしてナンボで評価される世界です。
だからこそ、育休を取得する等育児に熱心な男性は、いくら(2)の要素が高くとも、(1)と(3)が低いと評価が減点されてしまうのでしょう。おかしな話です。
取得しないと罰せられる国も
それに、日本の場合、育児休暇中は「無給」というのも男性の育休取得率が上がらない大きな要因だと思います。
多くの家庭は男性が一家の主たる稼ぎ手という場合が多いから、コスト面を考えると、「女の私が休んだ方がトク」と考える人が多いのかもしれません。
しかし、世界を見渡すと、男性が育休を取得すると罰せられるどころか、育休を取得しないとかえって罰せられる国もあるのです。
たとえばノルウェーやスウェーデンでは「パパクオータ制度」という制度が導入されています。