国際差別撤廃の対日審査開始 ヘイトスピーチ議題2014.8.20 22:18

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差別撤廃の対日審査開始 ヘイトスピーチ議題

2014.8.20 22:18

 国連人種差別撤廃条約の履行状況を監視する、人種差別撤廃委員会の対日審査会合が20日、ジュネーブで2日間の日程で始まった。「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)と呼ばれる人種差別的な街宣活動や、朝鮮学校が高校無償化の対象とされなかった問題などが主な議題。

 対日審査は2010年以来、約4年ぶり。差別問題の専門家ら18人の委員でつくる委員会は審査を基に、日本への具体的な改善勧告を盛り込んだ「最終見解」を後日公表する。

 アイヌ民族や在日外国人、被差別部落などへの差別問題について委員らが質問、日本政府の代表団が答弁する形式。前回の対日審査は最終見解で、高校無償化の対象から朝鮮学校を除外する動きに懸念を示した。

 ヘイトスピーチをめぐっては、表現の自由など人権保護状況について批准国を審査する自由権規約委員会が先月、対日審査の最終見解で懸念を示し、差別をあおる全ての宣伝活動の禁止を勧告した。(共同)

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