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国際
米カリフォルニア州で「慰安婦碑」設置攻勢 韓国系団体働きかけ
【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州南部フラトン市で19日(日本時間20日)に開かれた市議会で、韓国系団体が提案した慰安婦問題での日本政府の謝罪を求める決議が可決された。同市では先に、同団体が慰安婦碑の設置を提案。同州中部サリナス市と州都サクラメント市では、慰安婦碑設置に向けて韓国系住民が市関係者らに働きかけを始めたことも判明した。在米日本人らによるグレンデール市の慰安婦像撤去訴訟が棄却されて以降、韓国系は相次いで攻勢を仕掛けている。
フラトンで慰安婦決議と碑設置を提案したのは「カリフォルニア州韓国系米国人フォーラム」(KAFC)。KAFCはグレンデール市の慰安婦像設置を主導した団体として知られる。
慰安婦決議は、市長を含めた市議5人のうち3人が賛成した。KAFCは碑設置について市博物館に提案。約20人の博物館委員らは今後約2カ月で碑設置の可否を決めるが、市議会で慰安婦決議が可決されたことが決定に影響する可能性がある。
フラトン市議会には19日、米下院外交委員長のエド・ロイス議員(共和党)も顔を見せ、「日本政府は責任を認め謝罪すべきだ」と述べた。フラトン市はロイス議員の選挙区の一部。
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