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 九州電力川内原発(鹿児島県)が新しい規制基準を満たすとした審査結果の案について、原子力規制委員会は19日、30日間の意見募集(パブリックコメント)で約1万7千通の意見が寄せられたと発表した。

 川内原発の安全対策の基本方針について、規制委は先月16日、これまでの審査結果をまとめた「審査書案」を公表。川内原発は再稼働が確実な状況になった。

 審査書案では、川内原発の重大事故対策や、想定される最大級の地震や津波への対策などが新基準を満たしていることを認定。周辺には巨大噴火の痕跡(カルデラ)が複数あるが、稼働期間中に巨大噴火が起こる可能性は十分小さいとする九電の説明を「妥当」と判断している。