ペットボトル破裂:大垣の中学校理科実験中 生徒4人けが
毎日新聞 2014年08月16日 10時59分
岐阜県大垣市立東中学校(奥田修二校長)で6月、理科の実験中にペットボトルが破裂し、生徒4人が軽いけがをしていたことが分かった。市教委は担当の50代の男性教諭を文書訓告、校長を厳重注意としたが、事故を公表していなかった。
市教委学校教育課によると、事故は6月2日午前の2年生のクラスで起きた。密閉した空間の質量が化学反応前後でどう変化するかを調べる実験で、男性教諭がペットボトルに希塩酸とマグネシウムを入れてふたをし、水素が発生した後の重さを量ろうとしたところ、破裂。周りの生徒4人が顔や腕などに軽傷を負い、病院で手当てを受けた。
市教委は、水素の発生量が多かったのが原因として、各学校に予備実験の徹底などを注意喚起した。市教委は「生徒と保護者に謝罪し、けがの程度も軽かったので公表しなかった」と説明している。【山盛均】