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地面がなくても野菜が育つ! とある日本企業が開発した「魔法のフィルム」がハンパない

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植物を育てるのに必要不可欠な光・水・土。このうち「土」が不要になる技術を、日本のメビオール株式会社が開発しました。砂漠で作物を育てたり、さらには3.11による汚染土壌の放射性物質もカットできるなど、その技術の素晴らしさを同社社長の森有一氏が語ります。(TEDより/この動画は2011年に収録されたものです)。

【スピーカー】
早稲田大学 客員教授 兼 メビオール株式会社 代表取締役社長 森有一 博士

【動画もぜひご覧ください!】
TEDxTokyo - 森有一博士 - Soil-free Agriculture [日本語]


■土いらずで植物が育つ、魔法のフィルム

森有一:森です。面白い農業の技術を開発しましたので、ご紹介いたします。実はですね。土の代わりに、

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こういうフィルム、これはサランラップじゃないですよ。

(会場笑)

私たちが特別に開発したフィルムなんです。このフィルムの上でですね、いろんなものが育ちます。例えばこんな感じ。

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これ、実はこのフィルムの上で......

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くっついてるんですね、透明なフィルムの上に。

(会場から感嘆の声)

ちょっとじゃあ、裏を見てみましょう。

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こういう風にですね、フィルムの表面に根がはってます。フィルムの中に食い込んでるんじゃないんですね。

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(会場から拍手と歓声)

OK? フィルムを活かしたまま、運べます。それからですね。

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これはですね、実は例のフィルムでバッグを作りまして、その中に液体肥料が入ってます。その上に、パラパラっとレタスの種をまいて、育てたものです。これは去年(2010年)、宇宙飛行士の野口(聡一)さんが、宇宙船の中でこの実験をやりまして、ハーブを生やすことに成功しました。無重力空間ですから、こんな風に持ってる必要ないんですね。浮いてるんです。

非常に、心が和んだとおっしゃってました。

(会場笑)

今回の3.11で、大津波で被災したそういう土っていうのは、非常に汚れてるんですね。その土の代わりに、こういう技術が使えないだろうかと期待されてます。我々も頑張っております。じゃ、どうやってこのフィルムにレタスを生やすか。ちょっとご説明したいと思います。

まずですね、この机の上を地面としてください。グラウンド。そしてこのグラウンドの上、ようは土の上にですね、なんにも通さない黒いフィルムをひきます。

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これはものすごく丈夫で、破れません。さらにここにホースを置きます。

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これ、小さな穴が空いてるんですね。で、液体肥料が少しづつこの穴から出ます。それをですね。このフェルトで、ずっと広げるんです。

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まんべんなく。で、上に、

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このフィルムをのっけて、ここにレタスでもトマトでも種を置きますとですね。

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こういう風(画像左)になるという。非常にシンプルな技術です。実はこのテクノロジーの最も大事なポイントは、このフィルムにあります。実はこのフィルムの素材はですね、ハイドロゲルという、おむつに使われているゲルです。ものすごく水と栄養素を吸い込みます。

このフィルム、下は濡れてます。水と栄養素を吸い込んでますからね。ただしですね、こっち側(上面)はからからなんです。反対側には水を出さないんです。そうすると植物はですね、表面はからからですから、生きることができない。そうすると、根をこのフィルムにくっつけて、フィルムの中の水と栄養分を必死になって吸うんです。まあ人間と一緒で、一生懸命勉強すると利口になりますよね。

(会場笑)

そうすると、ものすごくおいしくなるんです。栄養価が非常に高くなります。実はこの上で作ったトマトを初めて食べたらですね、ものすごく甘いんです。これはまったく想定外でした。植物のほうが利口でした。

それからもう一つの特徴はですね、このフィルム、透明で穴が無いように見えますよね。でも実はナノサイズの穴がものすごくたくさん空いてます。このサイズのコントロールが非常に難しいんですね。

ただ、我々はそれに成功しまして、水とか栄養分は吸い込むようにしました。しかし菌とかウィルスはでかいから入れません。ですから、こっち(上面)が病気にならないんですね。つまり、農薬がいらない。

皆さんが今一番、野菜を選ぶさいに気にするのは、栄養価が高いかどうか。あるいは、安全か安心か。ですから、このフィルムがあることによって、皆さんが一番望んでいる性質が満たされます。

※続きはこちら

■担う任務は「土地の再生」


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