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黒人少年射殺 抗議デモで一時騒然
8月19日 14時58分

アメリカ中西部ミズーリ州で、黒人の少年が警察官に射殺されたことに対する住民の抗議デモは18日も続き、一部の参加者が物を投げつけたのに対し、警察が催涙ガスで応じるなど現場では緊張が続いています。

ミズーリ州セントルイス近郊のファーガソンで今月9日、18歳の黒人の少年が白人の警察官に銃で撃たれて死亡し、現地では人種差別だなどとして連日、住民の抗議デモが行われています。
ミズーリ州は州兵を投入して治安の維持に当たっていますが、18日夜も抗議デモは続き、一部の参加者と警察が衝突しました。
現場では、デモの参加者の一部が警察に向かってペットボトルなどを投げつけたのに対し、警察は催涙ガスなどを使って応戦し、一時騒然となりました。
住民たちは警察の対応に反発をする一方で、「略奪をしたり警察を挑発したりしているのは住民以外の誰かだ。
ほとんどの住民は平和的にデモをしたいだけだ」などと話し、何者かがデモに乗じて暴力や略奪を行っていると訴えています。
こうしたなか、射殺された少年の家族の代理人は、家族の要望に基づき医師が遺体を独自に調べた結果、少年は頭や腕など少なくとも6か所を撃たれていたことが分かったと発表しました。
少年が多数の銃撃を受けていたことが明らかになったことで住民たちの反発が強まり、混乱がさらに深まることも懸念されています。           

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