「韓日の企業競争力、過去数年縮まっていない」

 韓国と日本は昨年、国内総生産(GDP)で約4倍の差があるが、全般的な競争力ではさらに大差が開いていることが全国経済人連合会(全経連)の分析で明らかになった。

 全経連は「韓国の製造業の一部は業績が日本の同業を上回っているが、総合的に韓日の企業競争力の差は過去数年縮まっていない」と指摘した。

 将来の競争力を左右する研究開発(R&D)投資を見ると、欧州委員会が2012年、企業のR&D費用を基準に集計した「世界のR&D上位2000社」に日本は353社が含まれたが、韓国は6分の1の56社にとどまった。12年のR&D投資が1兆ウォン(約1010億円)を超えた企業は、日本の29社に対し、韓国はサムスン電子、LG電子、現代自動車の3社にすぎなかった。

 トムソン・ロイターが特許保有件数を基準に昨年選んだ世界の100大革新企業でも、日本は28社が選ばれたのに対し、韓国は3社だけだった。科学分野のノーベル賞受賞者は日本が16人に対し、韓国はゼロだ。世界の輸出市場でシェア首位の品目数(12年現在)は、日本が231品目、韓国は64品目だった。

金承範(キム・スンボム)記者
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