albatrosary's blog

業務系Webアプリケーション開発に関する記事を書いてます

祝 Mozilla Japan 10周年

2014年8月18日 Mozilla Japan が10周年でした。Mozillaというとブラウザとか、FirefoxOSとかWebの貢献には欠かせない存在なのは言うまでもありません。Mozillaと言っていいのかはありますが、紆余曲折あったように思えます。そして、この日「FxOSコードリーディングミートアップ#9」のスタッフが集まり10周年をお祝いする会がリーディング後行われました。 

さて10周年ということですが、そもそもMozillaはどういうことをしてきたのか?を振り返ります。

 

Mozillaの歴史

1998年ネットスケープは当時人気のあった Netscape Communicator の、大部分のソースコードフリーソフトウェア及びオープンソースライセンスの下で公開しました。このアプリケーションの名称は「Mozilla」と名付けられ、Mozilla 1.0がリリースされたのは2002年の6月5日…(Mozilla - Wikipediaより)

またその歴史を分かりやすく公開しているサイトがありましたので合わせてご紹介します。(フォクすけの Firefox 情報局 - Firefox の歴史)

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http://foxkeh.jp/downloads/history/history-foxkeh.pdf

アプリ開発でIEとNNでのテストを2000年前半のころ行っていましたが、実装優位なIE、標準準拠なNNという印象をその当時は持ってました。仕様という観点からはNNにはがんばって欲しいと願っていましたが、実務的にはIEが勝ち続けてましたので結果としてはIEベースのアプリケーションを多く作っていたのを思い出します。

オープンソースの意義

オープンソースで特になじみのあるところでは、ApacheLinuxTomcatMySQLなど我々がごく普通に使っているものが実はオープンソースです。ソースを公開することにより数多くのエッジの効いたエンジニアが手を出しますので先端技術にとっては重要なものです。よく「ベンダーサポートが」という話がありますがベンダーが止めてしまえばそれっきりというケースも良くありますので、どちらがエンタープライズにとって優れているかは一概には言えません。

そしてgithubの登場により、より一層オープンソースが扱いやすくなったのではないかと思います。誰でもオープンソースに対してプルリクを送れるというのは、世界のエンジニアと活動を共にできることを意味します。

以前から言われているように、オープンソースは使うだけではなく、前記したように自身でもコード修正等行うことができます。コミッターになるにはハードルがありますが。そして企業でも、もっとオープンソースへの貢献度が評価されていいと考えます。オープンソースへの貢献→利用→貢献といった循環を作り上げ結果、自分達が作ったアプリケーションの品質向上につながると思います。

FxOSコードリーディングとは

今回イベントを主催した「FxOSコードリーディング」はFirefoxOSのコードを読むということを主として行っています。一見「難しい」という印象がありますが、スタッフが読み方を指導するなど硬い雰囲気はあまり感じられませんでした。

JavaScriptが普通に読める/書ける人なら誰でも参加出来ると思いますので、一度は見学に行く価値はあります。

ただ、さすが様々な分野でのコアな人々の集まりです。懇親会では、エッジの効いた内容の濃い話を聞くことができます。セキュリティ/JavaScriptフレームワーク/ブラウザ等々Webの最先端な話で盛り上がるには良い場でした。

FxOSコードリーディングについては下記サイトを見られると良いと思います。

FxOS コードリーディング 

イベント告知は主に Facebook で行われていますのでご興味のある方はグループに登録されることをお勧めします。

 

 最後になりますが、10周年おめでとうございます!

 

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