ガラケー開発の中で起きていたこと
- 1 :ご冗談でしょう?増田さん:2011/09/26(月) 04:39:35.00 ID:e1TwB5Bbm2
08年当時、スマホvsガラケーの二項対立で
ガラケーが絶滅するだろう、と予測を嬉々と語る人に違和感があった。
市場調査で「インターネットを週にどれくらい使いますか?」の問いに
週に1日と答えちゃうような人がたくさんいるような日本で、
本当に皆がパケ代上限まで払う必要があるのか?
インフラはトラヒックをさばきれないのではないか?
といった疑問からくる違和感だった。
だから、2015年にスマホの普及率がせいぜい50%だ、とか
そういう市場予測レポートを信じていた。ところが、
昨年のクリスマス前後に端末開発チームから聞いた情報を統合して驚愕した。
xxは2011年度で開発終了する、と。
xxが開発終了するということは、2012年初頭にはあるキャリアの
ラインナップのほとんどがスマホに置き換わることを意味する。
案の定、トラヒックは破綻寸前になり、定額制廃止の話も夏ぐらいから
ちらつき始めた。しかし、それはキャリア側にも問題があると考える。
ガラケーの開発を終了させたのは自分達なのだから。
なぜキャリアは自分達で自分達の首を絞めるようになったのか?
という疑問に対し考察してみる。
そもそもガラケー開発者はガラケー利用者ではなかったのだ。
例えば、とあるメーカーの端末開発チームは、9割がスマホユーザだった。
一応、スマホとガラケーの複数台持ちがほとんどだったが、
「スマホに変えてからガラケーほとんど使わなくなったな」とか、
平気で言ってしまうようになった。
自分達が開発してるのにもかかわらず使っていなかった。
キャリアに関しても、割合は把握していないが
恐らく同じような状況だったのではないか?
一方、上層部は上層部で困った事態が発生していた。
ガラパゴスと揶揄されることをひたすら恐れるようになっていたのだ。
ある者は「『NFCの規格で日本だけ孤立するのでは?』という声があるが、
ウチだってそうしたくてそうなったんじゃないんだ!」と、
震えた声で話し、またある者は2chでの実名での中傷に対し
怒りを顕わにしていた。
キャリアもメーカーもガラケーユーザのことを見なくなってしまった。
スマホが善でガラケーが悪という風潮が蔓延し過ぎてしまった。
その結果が、今の繋がらないネットワークであり、
通話しか使わないようなユーザが高額のパケット代を
払わされるようになった経緯である。
- 1001 :以下、増田にかわりまして管理人がお送りします:2012/09/23(日) 04:57:31.00 ID:???
掲載元スレッド:http://anond.hatelabo.jp/20110926043935