橋下市長、交野市長選出馬検討の山本府議をバッサリ「市民が不幸に」
2014年8月19日6時0分 スポーツ報知
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は18日、通信アプリ「LINE」で中学生らとトラブルになり、大阪維新の大阪府議団が除団処分を決めた山本景府議(34)=交野市選出=が、9月7日投開票の交野市長選への出馬を検討していることに関し「全く向いていない。こんな人が市長になったらえらいことになる」と断じた。市役所で記者団の質問に答えた。
テレビでテリー伊藤(64)が山本府議のことを「キモい」などと発言したことについて放送倫理・番組向上機構(BPO)に人権侵害を申し立て、14日に釈明会見を行うなどした山本氏の一連の行動に、橋下市長は「わざと大騒ぎして、自分の意見を聞いてもらうやり方は僕もよくやる」と、自分に照らし合わせて一定の評価は与えたが、肝心の意見の内容については、「みんなが納得する話ではない。支持されないと思う」と切って捨てた。
さらに、「今回の騒動をみても(山本氏は)市長をやるだけのレベルに達していない。彼が市長になれば交野市民が不幸になってしまう。マイナスイメージを発信するのは大阪市くらいでいいんじゃないですか、僕くらいで」と“自虐ネタ”を交えて出馬に反対。「選挙になれば法の範囲内で、市長に向いていないことは交野市民にしっかり伝えていきたいと思います。僕が言いに行くかもしれません」と山本氏が出馬した場合、“逆応援演説”に乗り込む可能性まで明らかにした。
交野市選挙管理委員会によると、5日の交野市長選説明会に、山本氏の代理が出席している。