ニュース詳細
国連安保理 ガザの被害状況報告8月19日 8時16分
K10039045511_1408191020_1408191022.mp4
パレスチナ暫定自治区のガザ地区で長期的な停戦が実現するかどうか大詰めの交渉が続くなか、国連の安全保障理事会で現地の状況が報告され、およそ2000人が死亡し、1万7000棟近くの住宅が破壊されたとして、地区の再建に向け国連が主導的な役割を果たす用意があるとしています。
ガザ地区でのイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘を巡っては、双方が長期的な停戦で合意できるかどうか、エジプトで大詰めの交渉が続いています。
こうしたなか、国連の安保理では18日、中東特使を務めるセリー特別調整官が報告を行い、イスラエル軍による攻撃で子ども450人以上を含むおよそ2000人が死亡、1万人がけがをし、1万7000棟近くの住宅が破壊されたほか、100以上の国連施設も被害を受けて国連職員11人が死亡したことを明らかにしました。
そのうえで、「ガザ地区は今、ロケット弾やトンネルではなく住宅や病院、学校を必要としている」と述べ、再建に必要な物資をガザ地区に搬入するため国連が主導的な役割を果たす用意があると強調しました。
これに対してイスラエルのプロソール国連大使は、ハマスが住民や国連施設を盾にしてイスラエルへの攻撃を繰り返してきたとして軍事行動を改めて正当化したうえで、「国連が建設的な役割を果たしたいのなら、まずハマスとその支援者を糾弾すべきだ」と述べ、国連に対し強い不信感を示しました。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|