アメリカのアーティスト・Thomas Leverittさんが撮影した「太陽からは外を歩く人がどのように見えているのか」という動画を見たら、日焼けに対するあなたの意識が変わるかもしれない。
Leverittさんは、目に見えない皮膚のシミまでも捉えることができる特殊なカメラで街を行く人々の顔を撮影。すると、表面には全く現れていないにもかかわらず、皮膚の奥に沈む「そばかす」を持つ人が、何人も映しだされたのだ。

生まれたばかりの赤ちゃんは、皮膚へのダメージが少ない。また、メガネをかけたり日焼け止めを塗ることで、紫外線から肌を隠せることも一目瞭然だ。


紫外線による肌へのダメージは、シミ・ソバカスの生成だけでなく、シワ・タルミなどを促進する原因にもなる。肌を守りたいのであれば、日焼け止めを塗ることをおすすめする。
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The Skin Cancer Foundation (SCF -〈米〉皮膚がん財団)の報告によれば、アメリカの非黒色腫皮膚がん の90%が日光曝露と関係している。それにも関わらず、肌を太陽から守っていない人はまだ多い。実際にはSCFの最近の調査で、49%の男性、29%の女性が過去12ヶ月の間に日焼け止めを使わなかった、と報告している。
その理由の1つとして、何が効いて何がどれぐらい持続するのか、ということに関する単純な誤解が挙げられる。十分な日焼け防止の手段に関する知識が自分には非常にある、あるいは相当ある、と思っている男性は僅か32%にすぎない。
だがそれが何であれ、何もしないよりはいい。「正直言って、患者が使っているものなら何でも最良の日焼け止めといえるのです」と、ニューヨークの皮膚科開業医ボビー・ブカ博士は5月にハフィントンポストに言っている。「処方について議論するつもりはありませんよ」。
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日焼け止めを必ず塗っている人の中にも、どの位の量が実際に必要なのか、どの位の頻度で塗り直しをするのがよいのか、に関して誤解がある。SCFの同じ調査では、60%の男性が、1回塗れば最低4時間は皮膚を守ってくれると信じていると言っている。
実際には、ほとんどの日焼け止めが2時間おきに塗り直す必要がある。泳いだり汗をかいたりしていたらもっと頻繁に塗り直すのがよい。
塗る度に十分な量を使って衣類に覆われていない部分全部を「たっぷりと覆う」ように、と American Academy of Dermatology (米国皮膚病学会)が勧めている。これは普通なら1オンス(約28.4cc)ぐらい、ショットグラス1杯分の日焼け止めの量だ。体の大きさによってはもっと必要かもしれない。ある調査によれば、ほとんどの人がこの半分にも満たない量しか塗っていない、という。
Flickr photo by Hello Turkey Toe
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太陽の下にいる時に目を守っていなければ(業界団体 The Vision Council の報告によればアメリカの27%の成人がそうしたことは一度もない、と言っている)、白内障、黄斑変性症 、まぶたの皮膚がん(皮膚がんのうち最高で10%を占める)の危険に自分を晒すことになる、とRedbook誌が報告している。
正しいサングラスをかけるのも大事だ。安物は紫外線防止の推奨基準に満たないかもしれない。紫外線A波とB波の両方を99%カットするものを選ぶとよい、とMen's Health誌が報告している。ただ店によっては製品に間違った表示を付けている所もあるので、注意が必要だ。安全なのは眼科医へ自分のサングラスを持っていって、レンズをスキャンして紫外線カット率を計ってもらうことだ。
サングラスをかけると、目を細めることによって生じるしわや小じわを最小限に抑えることも期待できる。
Flickr photo by dichohecho
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Glamour.com によれば、プールサイドでゆったり過ごす前に滑らかな肌に見せたかったら、髭剃り、ワックスがけ、レーザーによる無駄毛処理を行った直後に水に入ると超繊細な肌が炎症を起こすかもしれない、ということを知っておくことだ。水をひと浴びする少なくとも2、3時間前には美容の習慣を終わらせてしまおう。
Flickr photo by xlordashx
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夏の暑さで喉がカラカラに乾いている?肌だって同じこと!日光にさらすと皮膚は水分を奪われ、あなたはカサカサでうろこに覆われたように見えるようになるかもしれない、と Daily Glow誌が解説している。
まずはこってりしたローションやモイスチャライザーを塗るのもよいが、身体の内部から潤していない、というのも原因の一つなのだ。もっと水を飲むのが解決策だ。ココナッツウォーターでもいいし、スイカやきゅうりといった水分を多く含む食べ物から水分を摂るのもいい。
Flickr photo by rachelkramerbussel.com
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サンダルで長時間過ごすとかかと周辺の肌にひびが入る原因になる、とハフィントンポストは5月にレポートしている。毎日の保湿は効果的だし、1週間に1度の軽石とのデートも悪くない。
もしそれほど暑くなかったら、靴下をはいて寝ることをGlamour.com は勧めている。布がモイスチャライザーを肌に浸透させるのを助けるのだ。
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痒いのを拷問に感じることがあるのはみんな知っているが、夏の虫に刺された患部を掻くのは好ましいことではない、とニューヨークの開業皮膚科医ニール B・シュルツ博士が6月にハフィントンポストに語っている。掻くことで皮膚を傷つけ、患部を感染に晒す可能性があるからだ。掻けば患部をさらに炎症させ、痒みと痛みがもっとひどくなるだけだ、と博士は言う。
その代わり、氷や酢、ウィッチヘーゼルといったナチュラルトリートメントも試してみよう。
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