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 産経新聞のソウル支局長が18日、ソウル中央地検の事情聴取を受けた。記事で韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を傷つけたとして現地の市民団体から告発され、出頭を求められた。報道をめぐって外国メディアの記者が捜査対象になるのは異例だ。

 問題とされたのは、産経新聞のウェブサイトに3日付で掲載された「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」との記事だ。

 4月16日、韓国南西部の珍島沖で旅客船セウォル号が沈没した当日、朴氏の所在が7時間にわたり確認できず、その間に男性と会っていたのではないかとのうわさを、韓国の有力紙・朝鮮日報や証券業界の情報などを引用しながら伝えた。