ソニーがミラーレスカメラ α5100を海外で発表しました。α5100 は前モデル α5000の外観を踏襲しながら、基本スペックは上位機種のα6000相当に向上したモデル。
有効2430万画素のCMOSセンサーを搭載し、179点測距の位相差AFやタッチ操作対応の3型液晶モニターを新たに装備しています。また、モニターのドット数も約46万ドットから約92.1万ドットに高精細化。連写速度は2.5コマ/秒から6コマ/秒に増加し、最高感度はISO16000からISO25000に向上しました。
APS-Cサイズの撮像素子を搭載するミラーレス機として初めてXAVC Sフォーマットの動画記録に対応し、50Mbpsで1080/60pの動画が撮影可能です。
α6000との主な違いはEVFの有無。その他の仕様はα5000を継承しています。最高シャッター速度は1/4000秒。Wifiやストロボを内蔵するほか、180度チルト式のモニターを装備。画像処理エンジンはBIONZ X。
ボディサイズは110×63×36mm。重量は283g。
発売は9月。米国価格はボディのみが550ドル、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSのパワーズームレンズキットが700ドル。カラーはブラックとホワイト。国内向けには今のところ発表されていません。
普及価格帯の機種として、スペック面では順当に進化した印象です。XAVC Sフォーマットの動画に対応したことがトピックですが、動画が撮りやすいボタン配置に変わったといったことは特にありません。
XAVC S動画はコンパクトデジカメカメラのCyberShot RX100 M3がすでに対応していますが、α5100 はレンズ交換により様々な画角で撮影できるうえに、価格も比較的安価であり、手軽に50Mbpsの高ビットレートでフルHD動画を撮影できる機種と考えると、用途しだいではなかなか魅力的な選択肢になりえます。